過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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436:名無しNIPPER
2018/04/13(金) 21:23:34.31 ID:+teV8CcM0
「このまま昼までに帰ってこなかったら、どうしようかと」
「ん?」
「善子さんが昼食の材料を買ってきてくれたは良いんですが」
「……うん」

 なんか、新しい問題の予感。

 シェアハウスの中に入ると、冷蔵庫に入り切らなかったと思われる。
 そんな野菜やら何やらが台所に置きっぱなしになっていた。
 とりあえずお酒とか飲み物のたぐいは冷蔵庫から取り出し、
 ナマモノを必死になって冷蔵庫にぶち込み、仕上げに消臭剤を撒いておいた。

 善子さんは張り切って(方向性は間違ってるけど)パーティをしようとしてくれたらしい。
 当人いわく、私の歓迎会とのことだったけど、料理も何もかも主催者が準備しなければならない。
 まあ、その気持ちだけは受け取っておくにしても、
 カレーの材料だけは如実に避けているあたり、朱音ちゃんの対策はバッチリである。

 それはともかく。
 にこのところでだいぶ過ごしてしまった(些末な処理に巻き込まれた)ので、
 もう昼食の準備をしなければいけない時間だ。
 理亞さんは徹夜エロゲーでもやっていたのか起きてこないけど、
 なにか食べたいと言った時に料理がないと、文句を言われかねない。

 まあ、細かいことにグチュグチュ言われるのは慣れているので、
 そんなに気にするべき問題でもないけれど。
 
 朝日ちゃんと善子さんに何を食べたいのか訪ねたところ、
 さっぱりしたものがいい! という宣言があったので、
 うどんを茹でる準備をしておいて、野菜やらなにやらを刻んでおく。
 これだけだと食べごたえがないので、スーパーで惣菜でも買ってくるかな?
 冷蔵庫の中身とにらめっこをしながら考えていると、
 階段を降りる音が聞こえてきた。


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