過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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名無しNIPPER
2018/04/13(金) 21:23:34.31 ID:+teV8CcM0
「このまま昼までに帰ってこなかったら、どうしようかと」
「ん?」
「善子さんが昼食の材料を買ってきてくれたは良いんですが」
「……うん」
なんか、新しい問題の予感。
シェアハウスの中に入ると、冷蔵庫に入り切らなかったと思われる。
そんな野菜やら何やらが台所に置きっぱなしになっていた。
とりあえずお酒とか飲み物のたぐいは冷蔵庫から取り出し、
ナマモノを必死になって冷蔵庫にぶち込み、仕上げに消臭剤を撒いておいた。
善子さんは張り切って(方向性は間違ってるけど)パーティをしようとしてくれたらしい。
当人いわく、私の歓迎会とのことだったけど、料理も何もかも主催者が準備しなければならない。
まあ、その気持ちだけは受け取っておくにしても、
カレーの材料だけは如実に避けているあたり、朱音ちゃんの対策はバッチリである。
それはともかく。
にこのところでだいぶ過ごしてしまった(些末な処理に巻き込まれた)ので、
もう昼食の準備をしなければいけない時間だ。
理亞さんは徹夜エロゲーでもやっていたのか起きてこないけど、
なにか食べたいと言った時に料理がないと、文句を言われかねない。
まあ、細かいことにグチュグチュ言われるのは慣れているので、
そんなに気にするべき問題でもないけれど。
朝日ちゃんと善子さんに何を食べたいのか訪ねたところ、
さっぱりしたものがいい! という宣言があったので、
うどんを茹でる準備をしておいて、野菜やらなにやらを刻んでおく。
これだけだと食べごたえがないので、スーパーで惣菜でも買ってくるかな?
冷蔵庫の中身とにらめっこをしながら考えていると、
階段を降りる音が聞こえてきた。
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