過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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490:名無しNIPPER
2018/04/17(火) 23:17:53.56 ID:GEQ8Nz9q0
「あら、澤村さん、出かけるの?」
「うん、まあ、放っておくのも気分悪いし」
「……? 理亞も行くんだ」
「罪滅ぼしよ! 朱音は黙ってろ!」
「またエロゲーでも買いに行くの? それとも知り合いのエロゲー声優にでも会いに行くの?」
「うっさい! 現役女子高生がエロゲーを連呼すんな! 炎上すっぞ!」

 涙目になりながら、一生懸命謝ってきたのが十数分前。
 最近ようやくちょっとデレてきたのでは? と思いはじめていたんだけど
 他の住人に対しては、あんまり距離を詰めきれていないみたい。
 
 まあ、理亞さんがにっこり笑顔で、エヴァちゃんとかと交流している姿なんて
 ほんとう、まるっきり、全然想像すらできないから良いんだけどね……。

 シェアハウスから抜け出すと、夏の日差しが舞い降りてきた。
 それだけでも、外に出たことを軽く後悔してしまいそうになる。
 まあ彼女は、秋葉原のUTX劇場で待つ! とか書いていたけど、
 今、あの場所は改修中らしく、この厳しい陽射しの中、外で待っている可能性が高い。
 よほどのアホじゃない限り、どこかの建物に籠もっている方が自然だけど、
 手紙から漂う強烈なアホっぷりのせいで、
 数時間も前から待ちながら汗をかいて、熱中症で倒れていそうなイメージがある。

「あなたって、オトノキの生徒会長だったんでしょ?」
「ええ、まあ、恥ずかしながらそうね」
「生徒会長ってアホでもなれるの?」
「まるで私がアホみたいじゃない」
「あなたじゃない、高坂穂乃果の方、あの人アホだったんでしょ?」


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