過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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537:名無しNIPPER
2018/04/22(日) 13:19:49.65 ID:w+wzLV4V0
 何かと忙しい超有名声優の帰宅から数時間、
 元UTXの生徒会長と元音ノ木坂学院生徒会長二人による、
 現役女子高生(プラス自称・女子校生)に対するお勉強の時間が舞い降りていた。
 以前の真姫の指導でお勉強大好きになった朱音ちゃんと、
 元々勉強ができるタイプだった雪姫ちゃん。
 そして、自分の部屋に招き入れたことを後悔し始めた理亞さんの3名は
 読書をした後に、重要語句を暗記しているのか確認のためのテストをするという、
 受験生も真っ青なスケジューリングで演技力向上という目的の元、
 淡々とただひたすらにペンを動かし続けていた。

「安西先生……ダイプリがしたいです……」
「諦めたら?」

 ヒナと理亞さんの関係は、エロゲー製作者と重度の廃ゲーマーという関係でありながら微妙に冷たい。
  
 先程まで顔を真赤にして、ただひたすらエッチな文章を読むという苦行をしていた
 現役女子高生二人組は、勉強のほうがマシという共通認識のもと、
 うんこ! おしっこ! なんて会話をしていたことを忘れさせる真剣な表情。

「これが終わったら、歌唱指導なんですよね?」
「ヒナにできるの?」
「あなたに教わったことをすべて教授するつもりですわ」

 エロゲーの文章をひたすら読むというシーンを
 あろうことか古い親友に見られるというダメージから立ち直れない私は、
 含み笑いをするヒナに対しても何も言えなかった。

 ――そのことを後悔するハメになろうとは、この時の私は夢にも思わなかったのである。


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