過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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598:名無しNIPPER
2018/05/08(火) 15:34:38.20 ID:oHS+nZye0
「姉さん」
「なあに?」
「下世話な話で申し訳ありませんが、絢瀬絵里という人間は、私の経験上、お金になります」
「……まあ、そのお金で私はニートしていたわけだから、あえてツッコまないけど」

 価値とか、よく分からない指針よりよっぽどマシだと思うけ。
 なんていうか、自分という人間を見誤りすぎてやしないかと思わないでもない。

「そういえば、Re Starsのメンバーって、何を基準にして選んだの?」
「シェアハウスの面接で、絢瀬絵里を語ったメンバーです」
「……え、本当に?」
「私が面接するときには必ず、好きなアイドルの話をするように面接をします。
 熱意とか情熱とか、基準は色々あるのですが、
 こうなりたい、ああなりたいという目標を示して頂くんです」

 まあ、理亞ちゃんという例外はいますが、
 と苦笑いをしながら亜里沙が語った時、私は思い当たることがあった。
 そういえば、私自身も忘れがちだったけど、
 シェアハウスの住人は私の顔を知らない私のファンだったな?

「じゃあ、何故私の正体が気づかれなかったのか……」
「薄々は気づいているのではないですか? 私は正直今回の合宿で
 メンバーが減るものだと思ってました。
 誰一人も逃げず、へこたれず、それでも前を向いてここまで来ました
 恐らく彼女たちが頑張ったのは、理想の絢瀬絵里が、近くで自分たちとレッスンしてくれたから
 なのだと思いますよ」

 いやあ、でも、朝日ちゃんあたりはツバサに乗せられて私の悪口めっちゃ言ってたけどなあ……。
 ああでも、仮に正体を感づかれているのに、悪口を言われてるとなるとそれはそれで……。


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