過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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634:名無しNIPPER[sage]
2018/08/12(日) 15:38:18.24 ID:A0mj3J2n0
 高校時代は身長差があまりなかった私たちだけど、
 大学時代に何度目かの成長を迎えた絢瀬絵里とは差がずいぶんと付いてしまった。
 亜里沙にも身長が追い抜かされてしまったので、この場で一番背が低いのは真姫ということになる。
 そんな事を思っていると、なんだか不出来な妹を眺めている気分になってきた。
 ただ、この場で一番不出来なやつは誰だと考えると、
 まず間違いなく自分が指名されかねないので迂闊に口は開かない。

「エリー、なんて格好をしているのよ」

 呆然としていると言った態度で、出来うる限りこちらに視線を向けないようにしながら、
 それでいて胸元あたりにジッと視線を向けている気がする超人気声優(自称)に対して
 アラサーバニーガールという世も末な格好をしている絢瀬絵里としては苦笑を浮かべつつ、
 この痛々しい状況の首謀者である妹に視線を向けてみた。

「この度はご協力ありがとうございます真姫さん。
 ライブでのトークも期待していますね」

 こちらのことを死んだセミに群がる蟻かなにかを見るような目でちらっと一瞥しスルーする妹。
 営業スマイル全開で赤毛のお嬢様に感謝する姿は、
 やり手のキャリアウーマン(懐かしい言葉)を思わせる。

「まあ、事務所の社長のペコペコ頭を下げ続ける姿を見て
 今までの私の扱いに対する反省を促せたから良いでしょう。
 それにしても、まともにダンスをするなんて久しぶりだったから
 そろそろどこか腱でも痛めてやしないか心配だわ」


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