過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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651:名無しNIPPER[sage]
2018/08/19(日) 18:20:18.60 ID:06NEsZxh0
「オトノキの4連覇が掛かった年に結局はAqoursが制覇。
 それからしばらくしてA-RISEの人気が出始めてから、UTXが制覇を重ね始めて……」
 ちょうどにこっちが講師を始めたくらいやんな? 
 という希の楽しそうな声に、別に生徒たちが頑張っただけと告げるにこの冷静な反応。
 てか、アイドル研究部の部長を雪穂ちゃんが務めていたとか初耳なんですが。
「今は群雄割拠、どこの地方が強いって言うことはないみたい。
 Aqoursが優勝したくらいから地方も頑張ろうって言うことになったみたいよ?」
 などと言われて、またにこに話をはぐらかされていると気がついた私は強い視線を投げかける。
「ごめんごめん、今回の企画の当初はμ'sのみんなには伏せようってことだったの、
 まあ、私はUTXの関係者だったし、参加は決定だったんだけど」
 彼女が言うには、今回のイベントはA-RISEの一日限りの復活祭が始まりだったそう。
 ただ、その彼女たちの対となる存在が必要と言われた際に色々なアイドルが候補に挙がったみたいなんだけど。
「ツバサさんは……そうね、Aqoursが制覇してからしばらく、
 μ'sが軽んじられる論調が多くなって、
 インタビューとかでも自分の憧れはμ'sなんだって話をする機会が増えてね」
 遠い過去を覗き見るような表情をして、にこが言葉を続けた。
「芸能界の扱い的には、μ'sは一発屋みたいなもの、
 オトノキが制覇し続けたのはその遺産を使ったから……その論調は一部は正しい。
 確かにオトノキが強かった時期の曲の大半は真姫と海未のタッグで作られたものだし」
 亜里沙や希が複雑そうな表情をして(私もそうだと思う)にこの話を聞く。
「そういう……なんていうかな、分かりきってますっていう連中をどうにかしたいよねって思ったのよ、
 私は暇そうな絵里だけを生贄に捧げて、あとは放っておこうって言ったんだけどさ」
 なぜその話が当人にだけ伝わっていないのか、
 著しく疑問ではあるのだけれど、
 ツッコミを入れるのも無粋だという判断でひとまずスルー。
「些細なきっかけが膨らんで奇跡を起こす……
 ま、ツバサさんがどこまで意図したかは分からないけど、
 あの人顔が広いのね、栗原陽向なんてどっから連れてきたんだか」
 などと言われて希と亜里沙の目が明後日の方を向いた。
 私の認識としては、現在の彼女はたまになのだ口調で喋る変な人だけど、にことしてはそうではないみたい。
「その、私が中心になって踊るっていうのは?」
「いいんじゃない? 元から絵里には生贄になって貰おうと思ってたし、
 今まで亜里沙ちゃんのスネをかじっていた分働きなさい」
 私の言いたいことは終わりと言わんばかりに、にこは髪型をツインテールに変え、
 にこにこにーにこにこにーと歌いながら部屋から抜け出していく。
 精神的ダメージは大きそうという希の言葉はともかく、すみません不出来な姉でと謝るのはどうなの妹よ。


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