過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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694:名無しNIPPER[sage]
2018/08/26(日) 21:21:25.73 ID:9R+Jvt1J0
 元ニートがこんな事を言って良いものかという戸惑いはあるけれど……。
 今も現状維持で妹の脛をかじっている人間の台詞としては、
 いささか説得力に欠けるきらいは確かにある。
「花丸さんはμ'sが最後に歌った曲って何か知ってる?」
「SUNNY DAY SONGです。
 動画でも見ましたし、スクールアイドルの軌跡が流れるときには、
 必ずこのμ'sの偉業が流れますから」
 花丸ちゃんの言葉に頷いているのが数名。
 嫌そうな顔をして俯いたのが梨子ちゃん、
 そしてもうひとり、ダイヤさんは――
「梨子も知っているのね?」
「はい、ダイヤさん。
 すみません。絵里さん、亜里沙さん……
 千歌ちゃんに僕たちはひとつの光のことを教えたのは……私なんです」
 私がどんな表情をしているかは分からないけれど、
 心情を吐露することを許されるなら、余計なことをしてっていう感じではある。
「同僚に、にこさんの妹のこころさんがいます。
 ある時、μ'sの話でお客様と盛り上がって――
 彼女がすごく怪訝そうな表情をしていたから、問いかけてみて」
 今から一年ほど前。
 こころちゃんが未成年だった時代、とある……えーっと、お酒を飲む店で、
 下働きをしていた時に店で一番指名を取ることが難しい、
 いわばトップだった梨子ちゃんの手伝いをしていたことがあったみたい。
「彼女は、μ'sの最後の曲が一般的にSUNNY DAY SONGと言われていることを知らず、
 どんな時も明るく、最後まで笑っていてμ'sは終わった――
 という話を、本当に、本当に、怪訝そうな表情で聞いていたんです」


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