過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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7:名無しNIPPER
2018/02/17(土) 03:25:50.18 ID:XEcVgPSX0
(花陽との飲み会編)

 20歳以上になったμ'sのメンバーの中で、一番お酒を嗜むのは花陽。
 度数の強いお酒はさすがに……なんて謙遜している彼女だけど、普段飲んでいるのは日本酒。
 米から作られているからなのか、ポン酒をこよなく愛する彼女が飲み会をする場所は大衆居酒屋じゃない。
 普通のお店だとメニューが少ないから、と酔っぱらいのトロンとした目で語られたのを覚えている。

 ちなみに私は度数が強いお酒のほうが好みだ、すぐに酔いが回る気がするので。
 とは言っても、私も母親や祖母譲りのお酒の強さを持っているみたいで、なかなか酔えないんだけど。
 まあ、家ではお酒は禁止されているんだけどね、亜里沙が一切飲ませてくれないんだけどね。
 お酒と課金のどっちを選ぶか聞かれたら課金を選んじゃうでしょう……常識的に考えて……。

 それはともかく、花陽が遅い。
 比較的時間にルーズなメンバーが多いμ'sだけど(特に20を超えてから顕著)花陽は海未クラスに時間を守る。
 アルバイトが長引いてしまっているのかしら? それなら連絡もなしに遅れてしまうのも仕方がない。
 
「とりあえずガチャでも引こうかしら? あんまり暇がなくて無料ガチャも引けなかったし」

 オンラインゲームでイベントがあって、一日20時間ほど張り付いていたらあっという間に飲みの約束の日を迎えた。
 もともとそれほど睡眠を必要としない私だったけど、25を過ぎたあたりから徹夜がきつくなってきたの。
 30を過ぎても24時間張り付いている廃人の皆様に尊敬の念を抱きながら、キョロキョロと周りを見回す。
 あ、花陽がこちらに手を振りながら急いだ様子で走ってくる。

「え、え、絵里ちゃん! ごめんねぇー!」
「急がなくていいわよ花陽、転んでしまうわ」
「もう! 私も20過ぎたらドジじゃなくなったんだよ? そんなにすぐ転ば……あっ!」
「おっと!」

 こちらに向かって飛び込んできた花陽を抱きとめる。

「まったく、高校時代とまったく変わってないじゃないの」
「うう……」


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