過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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778:名無しNIPPER[sage]
2018/10/18(木) 20:15:17.42 ID:6vPWxeOdo
 二人には会場の様子がおかしいことを伝えられなかった。
 伝えた所で、緊張を増してしまうだけだと思うし、
 さきほどから、なんだか胸騒ぎがしてならない。
 私の嫌な予感なんて、かなりの高確率で外れてしまうし、
 なにより、理亞のク@ニでイッちゃう! なんて台詞をリクエストで読まされたのだから、
 二人にはぜひ頑張ってもらいたい、ゴミ箱に捨てられた私の羞恥心の分まで。



 私はいまステージ袖にいたりする。
 ここにいるのはA-RISEと黒澤ダイヤという、処女肩身狭い感漂う組み合わせ。
 などと口にすれば、ちょっとエリー黙ってと怒られかねない。
 雰囲気は暗く、表情はだいたい戸惑いと怪訝さで構成されていて、
 おちゃらけた空気など出せようはずもない。
 なにせ黒澤家のシスコンお姉さんが私の姿を見て、
 あ、おっぱいを揉むのを忘れてましたわって言って、ツバサに手を伸ばそうとしたくらいだ。

「見慣れない生徒がいるというのは、にこから聞いた」

 と、舞台をカメラで眺めながら英玲奈が言う。
 全員が全員、UTXの学生であるのは確かな様子だけれど、
 事前告知されていた、芸能科の生徒のみが観覧を許されるというのは、
 どうも勝手が違っていたようである。
 そして何故私が舞台袖に控えているのかと言うと、
 別にA-RISEの応援に来たのではなく、アンリアルのあとに登場して
 トークイベントを行うため。
 ただ、空気によってはA-RISEがそのままステージに上るという指示を受けており、
 どうもそうなりそうな予感がしている。
 
「おかしいわね、このアンリアルのパフォーマンスなら
 曲の後に拍手の一つでも起ころうはずなのに……」


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