過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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787:名無しNIPPER
2018/10/18(木) 20:27:11.93 ID:6vPWxeOdo
 立ち上がれないほどのダメージを負ったアンリアルの二人に対し、
 誰も迎えに来たりしないので、マネージャーでもいなかったかな?
 と、キョロキョロと見回していると、その視線の意図に気づいたらしいダイヤさんが

「安心してください、黒服……あ、いえ、従業員に迎えにこさせます」

 殺伐としたオーラが隠しきれてない。
 でも、よもやアイドルのライブであたかもあちら系の人が来るわけ無いと思ったら、
 
「津島です」

 190センチ近くある身長を屈め、
 筋肉でスーツがピッチピチしているこの方は津島さん。
 家族構成などは不明――あ、不明ってことにしておくってことで。
 あと、サングラスはやめて欲しい、たとえ目つきが理亞さんより凶悪でも。

「追っていますか?」
「森崎、佐藤、音尾の三人で、大泉と安田は外です。
 安田はマスコットに扮していますから正体は割れないでしょう」
「分かりました、ルビィ、理亞、出番まで……いや」
「いいえ、私たちは最後に出ます」
「それが約束……アイドルとしての務めですから」

 SUNNY DAY SONGのイベントのことを指してるんだと思う、
 仮にRe Starsのデビューライブが行われたとしても、
 盛り上がって奇跡が起こる要素など一欠片たりともありえない。
 ただ、悲惨さで言えばA-RISEのあとに出てくる「はじまり。」の面々も負けてない。
 デビュー曲「これから」を引っさげて登場するのは良いけれど、
 あの曲、穂乃果のお願いで卒業ソングっぽく出来上がってるからね……。

 津島さんはアンリアルの二人に傅くように退場し、
 ダイヤさんは邪魔者は消えたと言わんばかりに私の胸に手を伸ばす。
 シリアスさ加減がカップラーメンくらいの時間しか続かないことに、
 多少頭痛を覚えてはいるんだけれど。

「多少、獅子身中の虫がいるようですね」
「こそこそ話なら胸を揉まなくても」
「黒服が目立つとお考えでしょう? 一番タチが悪いのは鞠莉さんの手駒ですからね」
「……あえて聞かないでおくけど、あだ名とかってあるの?」
「マフィ……ええと、それは良いではありませんか、
 もうすでにスタッフに紛れ込んでいるという事実だけ把握していれば」


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