過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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793:名無しNIPPER[sage]
2018/10/18(木) 20:36:32.49 ID:6vPWxeOdo
 どこをどう歩いてきたのか、
 いつの間にかアンリアルの二人がたえず横にいるという現状に対し、
 夢の中をふわふわと歩いている心持ちで現実を認識できません。

 南條さんから、使いものにならないのでどっか行けと言う指示と、
 何もしないんならRe Starsの面々に現状を説明せよ、
 という二重のよく分からない(彼女もそれなりに慌ててたのでしょう)言いつけを守り、
 スタッフルームを抜け出してみたは良いものの、
 フラフラしてアンリアルの二人がいる医務室に駆け込んでしまったのは、
 いったいどういう了見なのか、絢瀬亜里沙自身理解が及びません。

「亜里沙さん、しっかり、だいじょうぶです。
 あんな奴ひとりいないところで状況は変わらない」

 などと言いつつ髪型をいつもツインテールではなく、
 ポニーテールへと変貌させてしまうあたり、理亞も狼狽をしているのでしょう。
 素直になった彼女など想像もできないですから、
 そのままの路線で行ってほしいものです。
 おそらく私がいなくなるであろう、ハニワプロに所属するのであれば。

「ひとまず救急車は呼ばないで安静になれる場所へ、
 でもお姉ちゃんも黒服を連れてくるなら、女性も連れてくればよかったのに」
「鞠莉のマフ……白服もそうだけど、他にもっとまともな人いないの?」
「理亞ちゃん、世の中には知らないでいいこともあるんだよ」

 二人の素っ頓狂な(あまり笑えません)会話を聞いていると、
 だんだんと落ち着きを取り戻してきました。

「亜里沙さん、そっちはお手洗い。残念ながらRe Starsはそこにはいません」
「……あら?」

 失礼、いまだ冷静ではないようですが。
 お姉ちゃんには真姫さんのお手伝いさんが付いているようなので、
 特に心配をする必要はないでしょう、ぞんざいな扱いを受けること以外は。
 


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