過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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795:名無しNIPPER[sage]
2018/10/18(木) 20:37:32.44 ID:6vPWxeOdo
「朱音さんは絵里さんがいないと歌えません。
 エヴァさんは絵里さんがいないと踊れません。
 善子さんは……まあ、なにか出来ないんでしょう」
「私をオチに使うんじゃない」
「私は……私は……絵里さんがいないと、
 もう、ほんとう、どうしようもないんです……」

 理亞さんが珍しく目を伏し、
 ルビィさんがさもありなんと目をとじ、
 私自身でさえも、仕事を放棄してやめましょうと言ってあげたいところだった。
 いつも強気で、痛々しいレベルで自信がある朱音さんも。
 考えていることが読めず、いつも威風堂堂としているエヴァさんも。
 この中で唯一社会人としての経験があり、冷静に物事を判断できる善子さんも。
 皆が皆、口を開かず静寂がその場を支配しました。

「話は聞かせてもらったわ!」
「出番を終えたからと言って調子に乗るのはやめろツバサ」
「やっぱりステージが終わったら飲み物よねえ……」

 そんな空気の中で、ステージに上っていた熱気そのままに、
 A-RISEのみなさんが控室に顔を出しました。
 間違えたということはなさそうですから、
 おそらく何らかの意図でここに顔を出されたのでしょう。
 朝日さんに対して引っ叩いてでもステージに立たせなければいけない私に対して、
 それが出来ずにいたのを励まし……あ、それはなさそうですね?

「ツバサの前に立つのは不慣れなんだが……」
 
 などと言いつつ、
 自分が妹からどう見えるかのみを追求した立ち位置で、
 凛々しく表情を作る英玲奈さん。


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