過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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801:名無しNIPPER[sage]
2018/10/18(木) 20:42:23.91 ID:6vPWxeOdo
 とある駅前を指定された私は、某検索エンジンで行き方を予習し、
 寝坊をしないように早く布団に入った。
 それがまさか、今に繋がるような出会いをするとは、
 絢瀬絵里は全く思わずにいい気なものである。

 翌日。
 英玲奈と出かけると告げたら、
 めいいっぱいおしゃれをしなければダメだと亜里沙に諭されたので、
 前日、これだと思う格好を用意しておいたら。

「お姉ちゃんのセンスは一昔前!」

 と、妹にダメ出しをされる。
 
 μ'sの中ではセンスの良いほうだと自覚はあったのに、
 いつの間に時代は進歩していたのかと嘆きながら、
 テレビに映る月島歩夢というアイドルを眺めていた。

「真姫さんや、ずいぶんと若いアイドルがテレビに出ておりますのぉ」
「エリー、あなた少し前まで高校生だったんだから、
 ファッションセンスを現役高校生に問われることに危機感持ったら?」

 ばっさり。
 ただ、真姫も私の格好には太鼓判を押していたので、
 自分のことを棚に上げた発言であるとは明記しておく。
 十数分後、どこかから亜里沙が持ってきた衣装に袖を通しながら、
 ちょっと大人っぽすぎやしないかと怪訝に思いつつ鏡の前に立つ。

「うん、エリー、少し前まで女子高生だったようには見えないわ」
「これからお姉ちゃんの衣服は私が管理します!」

 何はともあれ。
 センスの向上を意識した私ではあったけど、
 天気も良くていい気分になったら、秋の心地いい風と一緒にその事も忘れた。


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