過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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名無しNIPPER
[sage]
2018/10/18(木) 20:44:00.49 ID:6vPWxeOdo
英玲奈が連れている子に、えらく不機嫌そうに見られる。
金髪が人生の中で珍しいのかと思ったけれど、そうではないみたい。
「すまないな、朱音は私以外の人間に懐かないんだ」
「それは構わないけれど、妹さんの友人のお見舞いなのよね?」
ただ、結論から言ってしまえば。
統堂朱音ちゃんが人見知りをするタイプというのは本当だけど、
英玲奈にしか懐かないというのは大嘘。
「絵里は英語が話せたんだな、私はさっぱりだ」
「そうなの? ツバサはバイリンガルっていうか、英語はペラペラだけど……会話してみる?」
リリーちゃんを押し出してみる。
英玲奈は困ったように口を開き、
それでも妹の前にみっともない姿を見せたくなかったのか、
「ぐっもーにんぐ」
Good morningというよりも、ひらがなでぐっもーにんぐと言ったそれは、
リリーちゃんに一つも伝わらず、結果朱音ちゃんの姉に対する評価が下がるだけで終わる。
その後なんとも言えない空気の中、とある大学病院までたどり着き。
「じゃあ、私はリリーちゃんを連れて、目的地まで行くから」
「そうだな、私はひとまず朱音を連れて病室まで行く、後で迎えに行くよ
ロビーにいればいいか?」
「私も……一緒に行きます」
キョトンとする一同。
苦手意識があるのか、英玲奈は珍しく動揺し。
朱音ちゃんは病室に早く行きたいみたいな顔をしている。
ただ、二人して英語は分かってないようだから、
あ、なんかまた面倒くさいこと言ったんだなみたいな意識なんだと思う。
私が困った顔をしているであろうから。
「おそらく、目的地は一緒です」
「……そうなの?」
「サイオンジユキ、私の目的の人。
アカネも、一緒」
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