過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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844:名無しNIPPER[sage]
2018/10/21(日) 08:21:59.63 ID:D28Bt0ie0
「なるほど、ある程度の実力はあrムグムグ!?」

 ドヤ顔で自分たちのほうが実力は上だと言おうとしてしまったのを、
 周りにいた面々が寄ってたかって押さえつける。
 みんながとんでもない人に目をつけられてしまったと振り返っている中で、
 絢瀬絵里ただ一人が、この程度のアイドル相手なら勝てると思っているあたり、
 この人はもしかしたら底抜けの馬鹿なのではないかと認識を改めている中。

「すみません、ほんとう、もう、この人にはよく言って聞かせますので……」

 お客様に向けての不自然過ぎる笑顔を浮かべた真姫さんが私に言った。
 扱いは粗相をしてしまったペットみたいな感じで、
 まるで敬意というものが感じられなかったので、そこまでしなくて大丈夫ですと思わず言っちゃった。
 海未さんやにこさんに引きずられるようにドアに連行された絵里は
 いくら私のほうが実力で優れていると説明を受けたところで、
 「あれくらい誰でもできるんじゃないの?」みたいに言っていて、
 いつの間にか私にヘコヘコ頭を下げているのがまきりんぱなに増えてしまった。
 そこまでいくと憤慨しているのもバカバカしくなってしまい、
 自分の実力に見合わないナルシストだと判断し、その心を積極的に折りに行く。
 ただ、この際の出来事が結果的にA-RISEを敗北へと追い込んでいるので、
 すべてが絢瀬絵里の思惑通りだったという都市伝説は笑顔で否定しておく。

「では、絢瀬先輩にも同じことをして頂ければ良いと思います」

 私の発言を聞いて、凛さんはあーあみたいに実際に言ってしまい、
 他の面々も凛さんと同じような表情を浮かべながら、言わんこっちゃないと首を振る。
 ただ、金髪ポニーテールだけが、

「なるほど、汚名挽回ということね!」


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