過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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851:名無しNIPPER[sage]
2018/10/29(月) 16:16:26.68 ID:wESdO2px0
 慌てて体を起こした私に、はよ目覚めんかいと言わんばかりの表情で、
 お嬢様に会いに行かせろという態度を和木さんは示している。
 そして、今の音を聞きつけお屋敷の出入り口のドアが開かれて、
 中から住人が次々と飛び出してくる。
 先頭を切って走ってくるのは、年を追うごとにロリ化していく絢瀬絵里が、
 抜群に可愛いとか美少女とか、天使だと呼称していた不思議ちゃん。
 最近、不慣れな日本語はキャラ作りだと判明したエヴァリーナさん。
 スタートダッシュでは譲ったものの抜群の身体能力を活かして
 悠々と前を走っていた二人を追い抜き、車から降りた私に迫る。

「絵里は! 絵里は目を覚ましましたか!」

 私たちと寝食を長く一緒にしていたにもかかわらず、
 A-RISEの面々を誰が誰だか分かっていない疑惑があったので、
 面白半分で私はA-RISEの誰でショークイズをしたけれど、
 三人までは絞り込めているという答えで時間切れ終了。
 その際に絵里の状態は名前を言わないと教えてあげないと
 言っておいたはずなんだけれど、意図的にごまかしているのか、本当に忘れたのか。
 
「さて問題です、私の名前はなんでしょう?」

 そんなふうに尋ねてみると、
 表情を表すことが珍しい彼女が嫌そうな顔をしながら、

「昨日もいいましたが、三人までは絞り込めているのです
 それはすなわち正解と言っても良いのではないでしょうか」


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