過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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870:名無しNIPPER[sage]
2018/10/31(水) 16:37:42.99 ID:2dGqKnfN0
 聖良さんは驚いた表情をする。
 そしてがっくりと膝を落とし、この世の終わりを見たみたいに頭を抱え始めた。
 聖良さんに気取られないよう、こっそり秋葉原近くにいる私の知り合いは居ないかと
 LINEを回してみると、国木田花丸さんが一番近くにいるということだった。
 おそらくこのポンコツさんが花丸さんの顔を覚えているとは思わないけど、
 声をかけられればドヤ顔をしながら花丸さんの意のままに動いてくれるはず。

「函館というのは……もしかして、すごく遠いのでは……?」
「乗り物でしか行けないかな、徒歩だと時間がかかってしまうもの」
「1時間くらいで行けませんか?」
「……女性の一人歩きは危険だから、行けても行っちゃだめよ
 せめてぽーちゃんみたいなしっかりとした子をつけて」
「歩夢は私が何も出来ない子どもだと思っているので嫌です」

 この場にいる誰しもが、何も出来ない子ども未満の知能の持ち主ではないか?
 そんなふうに考えたけれど、言ったところで伝わるわけもないので、
 秋葉原駅に一緒に向かった後、国木田花丸さんにすべてを任せた。

 なおその数分後、涙目の顔文字のメッセージが花丸さんから届き。
 綺羅ツバサは見なかったことにして待ち合わせ場所に向かったのだった。


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