過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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879:名無しNIPPER[sage]
2018/11/01(木) 21:09:17.17 ID:f8AG1Ktz0
 穂乃果さんがアメリカに旅立ってから、もうすぐ1ヶ月になろうとしています。
 私、絢瀬亜里沙もプロデューサーとしての職を辞しまして、現在は以前のお姉ちゃんと同じく悠々自適のニート生活を送っているんです。
 目をかけていたアイドルの子たちは南條さんに面倒を見てくれるように頼みに行ったら、
 もうすでに彼女は職を辞していて、趣味のお菓子作りに傾倒しているそう。
 理亞が同業者に配って処理に困った洋菓子(笑)とは出来が雲泥の差で、
 なぜ彼女にコツを教えなかったのですかと問いかけたら、
 穴の開けたバケツには水が入らないでしょう? という身も蓋もない答えが返ってきました!
 ハラショー! 理亞が姉が目を覚ました時のためにお菓子作りの特訓を
 海未さんの家でしているそうですが、お菓子を食べた瞬間お姉ちゃんが昏倒しないか、
 そして私も海未さんの家でお世話になりたいところです!
 ですが、私にもまだやらなければならないことがあるので、
 やけにニコニコしながら海未さんの腕に抱きつく理亞を
 後ろ髪引かれる思いで見送ったのはつい先日のお話。
 自分という撒き餌に、もうそろそろ相手が食いついてきても良い頃合いではありますが、
 何事か警戒をしているのか未だ尻尾を見せる気配がありません。
 出てくる有象無象を叩き潰したところで、あのような悪人はうまく隠れ仰せてしまいますし、
 私自身に喧嘩を売った事を地獄に叩き落として後悔させない限り、
 そして、何より私の大切な人たちに手を出したことを悔恨させない限り、
 私は修羅の道から離れる選択肢は選べません。
 たとえどんな罪を被ろうとも、最終的に笑顔になれればいい。
 絢瀬亜里沙は、ここ最近いつもそんなことを考えるのです。
 少し嫌なことを思い出して、眉を顰めてしまったので。
 笑顔だけでも形作ろうと面白いことでも考えようとして――
 昔、姉が無理に人に冷たくしていた際のことを思い出してしまいました。


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