過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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893:名無しNIPPER[sage]
2018/11/02(金) 21:07:48.92 ID:eX+5W8zo0
 銀座の高翌嶺の花だった梨子さんを手放すことになる店を説得するのは非常に骨が折れたらしく、
 ダイヤや鞠莉さんがその作業を一手に引き受けたことは私も知っていましたが、
 その時の借金が何十年単位で残っていると苦笑しながら教えてくれたのは言うまでもなく梨子さんで、
 千歌さんは何億レベルでお金を払ったことすら知らなかったのは――追求することは避けておきましょう。
 ハニワプロの新しい上層部や社長などが全面プロデュースに立ち、
 マルチタレント高海千歌は誕生することになったのです。
 拘束時間は朝から晩まで、あらゆるスタジオ、ロケ地問わずに働き詰めた彼女は、
 その苦労に見合っているかは知りませんが、多少の知名度は得ているようです。
 同業のタレントからは劣化星空凛、劣化綺羅ツバサと散々な評判ですが、
 一般的な認知度で言えば、新人のデビューとしては上々と言えるでしょう。
 なお、私は一番最初にプロデュースした歩夢は数ヶ月で映画の主演しましたけど(ドヤ顔)


 空港に顔を出すことなど想定してなかった面々は、それでも穂乃果さんの晴れの舞台なので
 一様に仮面のような笑顔を貼り付けながら会話で盛り上がりました。
 穂乃果さんに近付こうとするのを、ダイヤや果南さんと言った面々が
 まあまあと言って抑えているのを傍目で覗きながら、
 雪穂に声をかけてみたんです。

「……ごめんなさい」
「亜里沙が謝ることじゃないよ、安心して? 私はいつまでもあなたの親友だもの」
「ありがとう……でも、それならやっぱり謝らせて? 
 親友には、できるだけ隠し事はしたくないもの」

 自分がお姉ちゃんよりも5歳は年上に見える――という評判をあえて無視をしまして。
 雪穂は最近本当に苦労を重ねているようでした。


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