過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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894:名無しNIPPER[sage]
2018/11/02(金) 21:08:31.27 ID:eX+5W8zo0
 穂乃果さんを目指して多少髪の毛を伸ばし、背も幾分か高くなって。
 経営学の勉強を重ねて、さらには税理士の資格をとるために努力の最中。
 両親には無理をさせられないからと彼女は苦笑いしながら言うけれど、
 一人でそうせざるをえない状況下に置かれていたことを知りながら、
 つい自分の仕事ややりたいことを優先して放っておいたことを心から謝罪をします。
 ――おそらく、これからは時間ができるだろうから。
 親友のために一肌脱ぐこともやぶさかではない、
 ただ、何の役に立つかは極めて疑問、おそらくお姉ちゃんも経営には明るくないですし。

「では、皆……そろそろ、締めに入りましょう。空港で大騒ぎしても仕方ないですし
 ――なにより、ためらえば別れは惜しくなるものです」

 海未さんの言葉で穂乃果さんが一人ひとり、顔を見せてくれた皆さんに握手を重ねる。
 高海さんに手を重ねるのを海未さんが止めるかと思いましたが、
 寂しそうな瞳でその二人の姿を眺め、手が離れた瞬間に黙して目を閉じました。
 その心の内は私には分かりませんが――

「では、高坂穂乃果はアメリカに向かいます。
 ただ、その前にメッセージを残していきたいんです、亜里沙ちゃん、ツバサさん」

 絵里ちゃんのことをよろしくお願いします。
 という内容でした。
 簡潔な言葉でしたが、力強く頷いて。

「穂乃果さん、不出来な姉がお世話になりました。
 そして私自身も――μ'sのことを胸に秘め、これからも邁進していきます」
「穂乃果さん、必ず有名になってくれなければ困るわ、
 敗北知らずの私の人生において初黒星をつけたμ'sのリーダーなんだから
 アメリカと言わず、全世界のアイドルになってくれたら、私も鼻が高いもの」

 穂乃果さんは私たちの言葉に頷いて。
 次は、お姉ちゃん以外の――そして、海未さんことりさんを除いたμ'sの方々に声をかけます。


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