過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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902:名無しNIPPER[sage]
2018/11/03(土) 15:55:19.11 ID:4zObBktX0
 絵里ちゃんみたいに、誰かのために生きていけたら素晴らしい。
 力があれば世界だって変えていけるかも知れない。
 でも、私たちみたいなフツーの人はそんな生き方をしてたら迷惑をかけちゃう。
 人の迷惑は人の不幸に繋がるから、自分がたとえ幸福だったとしても
 まわりまわって結局自分の不幸にも繋がってしまう事柄だから。

 だから行きます。
 私は私の幸せを掴んで――いつかみんなに幸せのおすそ分けができるように」

 私自身も涙を流したいのはやまやまではありましたが。
 ここは、笑顔で見送るのが一番だと思ったんです。
 だって、明日の遊ぶ約束をする友達には、
 またねって言って笑顔で見送るでしょう?



 自分自身のために、絢瀬亜里沙に戻ることを選択した私は、
 多少恥ずかしいことではありますが、素直に生きることが恥ずかしいこととは
 私は思いもしませんので。

「あ――り――」

 また引越社ですか、と思ってお姉ちゃんの顔を見ます。
 見間違いかと思いましたが、閉じられた目が少しずつ、少しずつ開いてき、
 ああ、また過去の世界にいるのかと、最近はほとんど寝ていないから、
 妄想の中にいるのか、現実をきちんと生きているのか判別できない時があると――


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