過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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934:名無しNIPPER
2018/11/17(土) 09:30:52.57 ID:Y95m5YSR0
「あ、やっぱりここにいた」
 
 心臓が飛び上がらんばかりに驚いているであろう金髪生徒会長に対し、
 ほのぼのとした笑みを浮かべて近づいてくるμ's二年生組。
 自分の記憶を辿れば、おそらく教室で自己紹介なり何なりをしている時間。
 それをすっぽかして哀れな会長を相手にしてくれるのだ、ちょっと泣きそう。
 なお、海未は少々機嫌を損ねているみたい、ことりはニコニコしてて感情が読めない。
 怒りに震えていることはないだろうけど、
 ここ最近の彼女は笑顔でいればいるほど機嫌が悪いので、
 腸が煮えくり返ってることはあって欲しくない、ぴゅあぴゅあであって欲しい。

「あなた達オリエンテーションの途中ではないの?」
「サボっちゃいました」

 簡潔極まりない答えに背後で海未が頭が痛そう。
 経緯はわからないけど、穂乃果がサボって二人が追いかけてきたんだろうか?
想像でしかないけど、海未やことりの中では私は穂乃果を困らせている人間であると思う。
 正解ではあるんだけど完璧じゃない。
 今は違うけど、当時の彼女たちは穂乃果がどういう経緯でその意見に至ったかを
 なかなか想像できないでいたであろうし、する気もなかったと思う。
 気の置けない仲であったからなのだろうし、子どもであったのも理由の一つ。
 結果、穂乃果は大学生活やその他の生活でトラウマ作るんだけど、
 当人よりも海未やことりの方が深い後悔の念にかられているのはその辺の事情もある。

「さ、さっさとお仕事片付けちゃいましょう、お手伝いしますよ」
「好きにすれば?」


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