過去ログ - 照「京ちゃんなんて知らない」京太郎「」
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639: ◆oiHx77pVqQ[saga]
2018/09/02(日) 23:36:03.75 ID:B/ao/0720
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小さい頃には、時間なんていくらでもあるものだと、そう錯覚していた。



だから季節が巡って年が変わり、背丈が伸びてもっと物事が良くわかるようになるにつれ、俺が根拠もなく心の隅に置いていた希望ーーつまり、


照さんがひょっこりと帰ってくるだとか、連絡してきてくれるだとか、とにかくまた昔のように三人で麻雀ができるようになるーーそんな願望はますます現実味を失っていく、それでいて諦めだけはつかないのは俺がまだ子どもだったからかもしれない。



『昔のように』……なんて言葉を使うほど、それでもその頃には時間の経過というものを十二分に体感していて、俺と咲は中学生になっていた。



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