過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「は、はらむらにも負けないもん！」
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410: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2018/06/20(水) 22:20:38.66 ID:ggKGfMmGo

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　>>372
　【お茶子】-単発次元-


　渋谷尭深は物静かでおとなしい子だ。

　彼女を知るものが彼女のことを問われればそう答えるだろう。

　普段の彼女の立ちふるまいからは麻雀が得意などとは誰も思わない。

　尭深自身も目立ちたがり屋ではないのでその評価で良いと思っている。

　虎姫メンバーとして名を馳せたのも今は昔、彼女は静かな大学生活を送っていた。


　「ん……」


　今の彼女はどこにでもいる女子大生。

　麻雀界からは離れ、文芸部の一員として静かに過ごしている。

　文芸部と言っても大した活動はしていない本当に静かなサークルだ。

　名義だけサークルに置き、実際に参加するものは少ない。

　サークル参加と言っても特になにかするわけでもなく、知り合い同士で集まって雑談をするのが関の山。

　しかし、尭深は毎日サークル活動に欠かさず参加していた。

　その理由はーー


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　静かな文芸部に一人、目立つ金髪の少年がいた。


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