過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「は、はらむらにも負けないもん!」
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964: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2019/05/06(月) 22:21:30.39 ID:Y3eiKMIqo

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 ……
 …

 しかしまぁ、人間いきなり態度を変えることは出来ないわけで……

 咲や優希のように自然体で甘えることが出来ない和は、未だに京太郎との接し方がわからずにいた。

 今までのように友人関係として話すことは出来ただろうが、どうアプローチしていいのかわからないのだ。


 「(あうあうあうあうあう)」

 「(そんな目でこっち見られても困るじぇ……)」


 和の母親の教えによれば、「和クラスならば放っておいても男からやってくる」とのことだ。

 実際その教えは間違ってはいない。告白された回数など小中高と数えるのも億劫になるほどだ。


 しかし、京太郎は動かない。

 正確に言えば初期こそ京太郎も和に対して「付き合えたらいいなぁー」程度の心は持っていたのだ。

 だが短くとも濃いインターハイの夏を越えると心持ちも変わってくる。

 一番の障害は、「ああ、和は彼氏を作る気がないんだな」という思ってしまったことだ。

 人間、手の届かぬ高嶺の花を見ると諦めがついてしまう。

 気づけば京太郎にとって和は「咲や優希と違って放っておいても一人で大丈夫な友達」に分類されていたーー。


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  ̄ ̄ ヽ、!w;丶、          ,.-、__,へ7 ソ/: : //: ノ;ノ'"__
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 優希としても複雑な心境だ。

 和にも隠しているが、京太郎のことを想っている一人の女の子。

 間違えた方向にアクセルを踏んでいるとはいえ、もし原村和が恋敵になったら勝てる気がしない。


 ーーしかし、優希にとってなんだかんだ言っても和は大切な友人なのだ。



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