過去ログ - 【忍殺】【クレセント・イン・マッポーライフ】 part3
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25:うーぱーGM ◆dxxIOVQOvU[saga]
2018/02/28(水) 21:14:19.05 ID:TSop/5vP0

シグレ「ヒナミ、ちょっと顔色が悪いよ。」



ヒナミ「…あの頃のこと…思い出してたの。」


シグレ「あの頃?」


ヒナミ「そういえばシグレは…まだ知らなかったね。」



ヒナミは本から出てきた不思議な家族に、自分の過去を話した。



シグレ「自分を…押し潰されてきたのか。今は明るいキミだけど…とても…ツラかっただろうね。

「だけどミカンが助けに来て…キミたちは勇気を出せたんだ。おめでとう。キミと家族になれて…良かったよ。」


ヒナミ「だけどたまに…『もっと早く』『もっと』『もっと』『もっと』と言う声が、ワタシから響いてくるの…ツラクなるのワタシ……」


ヒナミの傷は癒え、心は開いたが、それでも『あの頃』に戻る恐怖は未だに残る。


「オヒサマ」と呼ばれ、抑えつけられ続けた、あの頃に。


そして『もっと早く、いつでもあそこを抜け出せた』と言う事実が、再び彼女の心を締め付けることもあるのだ。




シグレ「ツラいなら…甘えればいいんじゃないかな。僕じゃなくて…ミカンに。キミは、それが十分許されると思う。まだまだ僕はキミのことをよく知らない。だからこそ…積極的なキミが見たいな。」


ヒナミ「甘える…?積極的…?」


シグレ「折角家族になれたんだから…思う存分甘えちゃいなよ。」

「家を分け合い心を交え、一緒に生活をする。それこそが本物の家族だと、僕は思うんだ。」


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