過去ログ - タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6
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名無しNIPPER
[sage]
2018/03/31(土) 14:24:28.19 ID:VvwMMjEt0
>>23
『真っ赤なガラス』
「お前は誰だ?」
「『誰だ』って、アナタは知ってるはずでしょう? 私はアナタの心。ガラスのような、繊細な心よ」
「今さら何の用だ?」
「今さらじゃあないわ、今だからよ。……最近、曇ってしまってしょうがないの」
「………………」
「でも皮肉ね。曇ったからこそ、アナタも私がわかるようになったのかしら」
「何が言いたい」
「単刀直入に言うわ。やめときなさい。何が……って、そこまで言わなくていいわよね」
「ふざけるな。俺はこのために生きてきたんだ。この日のために生きてきたんだ。お前も俺の心というのなら、この気持ちがわかるだろう」
「えぇわかるわ。だからこそ止めるのよ。アナタが何もわかってないから」
「話にならんな」
「そうね。――私は、私がいくら言ってもアナタを止められないのを知ってるの」
「……なら、何故出てきた」
「知っていてほしいからよ。ここはじきに赤く染まる。アナタの後悔によってね」
「後悔なんてするわけがない。俺はもう行くぞ」
「えぇ、そうね。そう思いたいのよね。アナタは完全に、私を切り離して動いてるんだから」
「――でも、これだけは覚えておいて。割れたガラスはとても危険なの」
「そんなことは子供でも分かることだろう。……それじゃあな」
「………………」
「――……それでも、アナタは忘れてしまう」
「ここが真っ赤に染まって、アナタは私を探す事でしょう」
「でも、割れた私はアナタを傷つけることしかできないの」
「赤い世界で、アナタの血に濡れた私に気付くのはいつになるかしら」
「お願いよ、痛みに泣かないで。きっと、アナタなら乗り越えられるから――」
お わ り
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