過去ログ - タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6
↓
1-
覧
板
20
58
:
◆axPwtNeSoU
[sage]
2018/04/03(火) 22:02:40.10 ID:dCoj4RVA0
>>55
『しりとり』
男「……ああ、君はなんて美しいんだ」
女「だめよ、いけません、私には親が決めた婚約者が……」
男「我慢しろ、諦めろとおっしゃるのですか、愛しい人よ」
女「嫁に選ぶなら、私などよりもっと素敵な人が沢山いるでしょう」
男「美しくも残酷な方だ、こんなにまでも君を愛している哀れな男に、なんと心無い言葉……」
女「馬鹿なことを、私のような者のために全てを犠牲になさるおつもり?」
男「理想の女が手に入らぬのならば、他の全てを手にしたところで、何の意味があるでしょうか」
女「身体だけが目当てなのではなくて?」
男「手に入れたいのは身体ではなくあなたの心です」
女「少し……考えさせてください……」
男「いいえ、考える時間も迷う時間も与えませぬ、どうぞご決断下さいませ」
女「せっかちな人」
男「止まらぬのですよ、この愛は」
女「私を……幸せにしてくれますか?」
男「悲しみと不幸を、決してあなたには近付けさせぬと誓いましょう」
女「裏切ったならばどうします?」
男「すぐさまこの胸に短剣を突き立て、そのような不実な愚か者の心臓をえぐり出して見せましょう」
女「……嘘だったら、許しませんよ?」
男「良き恋人、良き伴侶として一生あなたに尽くすと誓います」
女「……少なくともあなたに弁舌の才と、女をその気にさせる才が有るのは確かなようです……私が愚かなだけかも知れませんけど」
男「どうかお願いです、私と結婚して下さい!」
→イエス
→いいえ
――女がどちらを選んだのかはご想像にお任せしますが、これにて今宵のしりとりは終了にございます。
FIN.
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/348.86 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1522054323/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice