過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 23
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191: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/04/23(月) 22:14:35.61 ID:JOVhQekK0

桐野「調子が悪い時は素直に休めばいいよ。……あっ、そうだ、おばさんに頼んでキッチン貸してもらって、おかゆとか作ろうか?」

桐野「おばさんに手伝ってもらえばなんとかなるかも…………そういうの作ったことはないけど」

キリカ「えー、そんな病人食よりも普通の夕食と甘〜いデザートがあるほうがイイんだけど」

桐野「……〜〜わかった。甘いデザートくらいなら明日、持ってくよ。そういうのは得意だから」


 ……とりあえず、食欲は十分みたいだ。それだけでも安心する。

 僕が何を作ろうか考えていると、キリカが笑った。少し照れるように。


キリカ「――……心配されてるなぁってさ」

桐野「そりゃそうだよ」

キリカ「でも、これじゃまた私がわがまま言っちゃったみたいになったかなぁ」



 やがてキリカの家の前に着くと、扉の前でキリカがこっちに身体を向けて振り返った。



キリカ「……やっぱ明日はお弁当持ってこなくていいから!」

桐野「えっ。それって」

キリカ「また明日」


 キリカは僕にそう別れの挨拶をすると、鞄から鍵を取り出して扉の奥に消えてゆく。

 ……暫く閉まった後の扉を見ながら、僕はあっけにとられたように考える。



桐野(――キリカの弁当!?)


 今になっても、思い浮かぶのはやっぱりおままごとの泥だんご。

 ……キリカがどんなものを作るのか、まだ想像がつかなかった。


―6日目終了―


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