過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 23
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337: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/04/29(日) 01:26:51.36 ID:EWChKait0
僕は母さんと一緒に家の中に入っていく。
さすがにここまで言われたら諦めるしかなかった。
瞼の裏にあの世界の情景が浮かんでいる。……それと、誰かの怒号。頬の痛み。キリカの泣き顔。
危ないことなんてわかってた。
桐野(僕は……何を考えていたんだろう)
――――
――……もう戦う気もないし、普通ともかけ離れた力なんていらないと思ったけど、
こういうことがあると、着けておくだけはしておくべきだと思う。
助ける力はあった。でも、自分で助けようとはできなかった。
戦うのは怖かった。……それ以上に、私が『魔法少女』だってきりのんには知られたくなかった。それも怖かった。
偶然あの場に居た『同業者』たちがいい人たちか悪い人たちかなんてわからない。
他の取り込まれた人や、あの倒れてた人のことも、助けてくれるかなんてわからない。
なのに、きりのんが助けようとした人を私は見捨てて逃げてしまった。それが正しかったのかはわからない。
それでも、そんなの私がやらなきゃいけないことなんかじゃない……。何も知らなくて力がなければそれで済むことだ。
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