過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 23
↓ 1- 覧 板 20
365: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/04/29(日) 22:01:24.85 ID:EWChKait0
桐野「そ、そんなに困らないよ! キリカはオレにとって大切な幼馴染なんだから……そんなこと思う訳ないよ」
桐野「むしろ、キリカのほうがそういうふうに意識されるのとか嫌だろ? オレなんかと勘違いさせたら困るんじゃ……」
……僕にはキリカがなんで卑下するのかが本当にわからなかった。
キリカは意外と細かい部分で気を回してくれる人だ。
でも、僕みたいな地味な存在の男子生徒と比べれば、どっちのほうが勘違いされて困るかなんてすぐにわかるから。
キリカ「……私は…………、私も……そんなに困らないよ。だって困るほどのもの持ってないし」
キリカ「……そんなのより『大切な幼馴染』のほうが大事。そうやって思ってくれてるのが嬉しかったし、また離れてほしくなかったから」
その言葉を聞くと、今度はこっちからキリカの手を取る。
桐野「じゃあ、手つなごう。別に、勘違いされてもいいよ」
あれ、何を言ってるんだろうな。元々何を言いたかったんだろう。
そう思いつつも、口は回る。この場じゃないと、勇気を出せない気がした。
桐野「…………こんなこと聞いたらキリカは嫌がるかもしれないけど、オレは勘違いじゃなくなってもいい」
…………元々は、手をつなぎたかったんだ。離れたりしないって伝えたかった。
それはできたんだから、別に変なことは言ってないや。
でも、これで嫌われたら困る。……そう思うと途端にドキドキと汗が出始めた。
1002Res/453.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。