過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 23
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74: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/04/17(火) 23:54:08.34 ID:JG/UA5WK0
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夕方
キリカ「…………」
日の暮れかかった自室の中、キリカは何をするでもなくただベッドの横に座っていた。
すると、誰もいなかったはずのその場に声だけが現れる。
夕日の差す窓の外に、その影があった。
「――やあ。久しぶりだね、キリカ」
キリカ「何の用?」
「最近活動してないみたいだから、『自分の使命』を忘れてはいないかと思ってね」
キリカ「……まだ一週間も経ってないじゃん。そこまで監視されるものなの?『魔法少女』ってのは」
「君は特に意識が低いように見えたからね。ノルマはないけど、一応注意はさせてもらうよ」
キリカ「考えてみれば、やらなかったところで何の罰則があんの? ないなら別に意味もないよね」
「まあ、罰則は特にない。君の願いから生まれた力をどう使うかも自由ではあるんだけどね……」
その言葉に、キリカは手元に抱えたクッションを握りしめて、一瞬表情を険しくする。
……しかし、『それすら無駄だ』とばかりに力を緩めた。
キリカ「…………私はもう、危ないことは進んでしないことにしたんだよ」
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