過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 23
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816: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/05/21(月) 21:56:48.05 ID:4vrxMv010
桐野「いや……別に魔女になりたかったわけじゃないんだけどさ」
キリカ「……――ねえ、私ももし魔女になったりしたら、きりのんも驚くような芸術を生み出せるのかな?」
キリカがぽつりとそんなことを言った。
縁起でもない。けど、そんなことしなくてもキリカが『自分』を表現しているものはすでにあった。衣装もそうだ。……あと、命そのものとなる宝石も。
桐野「……でも、キリカが嫌な感情に染まった世界は見たくないよ」
キリカ「冗談だよ、ただちょっと気になっただけ」
桐野「それに、芸術というならその衣装や宝石だってそうじゃないか」
キリカ「……これ?」
桐野「うん。それも『自分』を表現しているものだと思うから」
契約にはうんざりしていても、その自分の生み出した表現自体はキリカは嫌ってはいないように見えていた。
キリカがはじめに気に入ってくれた『ぶどう色』を思い出す。
……琥珀糖、また作ってみようか。
キリカ「……ていうか私、こんなアクロバティックなポーズしてたっけ?」
桐野「いや、そこは実際に見た時のイメージを優先したいと思ってさ」
絵の中のキリカは凛とした表情をしている。
それは見ようによっては戦っているようにも、幻想の世界の中でただ舞っているようにも見えた。
桐野「この絵は間違いなく今までで一番に描けてるって自信があるよ。絶対、優勝できると思う」
キリカ「うん」
横に居るキリカと見比べると、同じ衣装でもこうしてると雰囲気が大分違う。
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