過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 23
↓ 1- 覧 板 20
852: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/05/23(水) 23:51:05.38 ID:PPwCzBhn0
あすみ(さっきも思ったけど、外のほうが星も月も見えてるし明るいんだよな)
空を見上げる。電気のなくなった街の空には見たこともないくらいの光が散りばめられて見えた。
……綺麗だと思った。綺麗なものを見て感動する、私にもそんな心がまだあったんだ。
再び来た道を戻っていくと、暗い街並みの中に一つだけ目立つ建物がある。
避難所はこんな時でも非常用電源がついているようだ。
とはいえみんなの寝静まった深夜。中は夜中起きた時に困らない程度に、やや明るめの常夜灯がついているだけだった。
私はホールの中には入らずに、一人廊下で壁に凭れかかってボーッとしていた。
何故私がここに戻ってきたか。
――考え事をしていると、誰もいないと思ったこの場所に眠い目をこすったような姿が歩いてくる。多分あっちはトイレ。
あすみ(!)
見知った顔だった。しっかりと目が合った。
それと同時に、眠気すらぶっ飛んだように目を見開いて叫ぼうとするその口を押さえる。
1002Res/453.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。