過去ログ - 傘を忘れた金曜日には -SS速報VIP

過去ログ - 傘を忘れた金曜日には

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483:名無しNIPPER[sage]
2018/08/10(金) 00:21:17.23 ID:5p3sONx50
おつです

484:名無しNIPPER[sage]
2018/08/10(金) 00:21:17.23 ID:5p3sONx50
おつです

485:名無しNIPPER[saga]
2018/08/12(日) 23:26:20.46 ID:zzkpbsGZo

◇

　放課後の文芸部室には、瀬尾を除く部員たちが全員揃っている。
　今日もまた、ボルヘスの『伝奇集』に瀬尾のメモが挟まっていた。

以下略

486:名無しNIPPER[saga]
2018/08/12(日) 23:26:46.72 ID:zzkpbsGZo

「……なんか、隼くんはさ」

「ん」

以下略

487:名無しNIPPER[saga]
2018/08/12(日) 23:27:17.69 ID:zzkpbsGZo

　溜め息をつくみたいにそう言ってから、彼女は壁にかけられた絵を眺める。

　空と海とグランドピアノ。
　孤独。

以下略

488:名無しNIPPER[saga]
2018/08/12(日) 23:27:43.95 ID:zzkpbsGZo

「ちせ」

　と、名前を呼ぶと、部員たちが一斉にこっちを向いた。

以下略

489:名無しNIPPER[saga]
2018/08/12(日) 23:28:16.94 ID:zzkpbsGZo

「先代の部長だよ」

　そのとき、ふと思い出す。
　

以下略

490:名無しNIPPER[saga]
2018/08/12(日) 23:28:43.97 ID:zzkpbsGZo

「えっと、土曜の話で……あの、行き先の住所が」

　やけに遠回しな言い方をするのは、周囲に気を使ったのか。
　まあ、瀬尾のことを探ろうなんて、こういう状況でもあんまり趣味が良いとは言えない。

以下略

491:名無しNIPPER[saga]
2018/08/12(日) 23:29:12.46 ID:zzkpbsGZo

　ちせが去ったあと、三人の視線が俺に集中する。

「せんぱい」

以下略

492:名無しNIPPER[saga]
2018/08/12(日) 23:29:44.34 ID:zzkpbsGZo

「せんぱい、土曜日、あの子とどこいくの」

「……あー」

以下略

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