過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 25
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27: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2018/08/18(土) 19:46:21.99 ID:/mLWRwFk0



 マンションに向かっていると、ちょうど土手との中間くらいのところでマミと鉢合わせた。

 ――道の途中でマミの呼ぶ声が聞こえる。


マミ「かずみさん!」


 マミも息を切らして走っていた。わたしが思わず心配になるほどに。


かずみ「あれ? マミ、どうしてそっちから?」

マミ「家にはいなかったから、訓練場所や心当たりのある場所に行ってみようって思って……」


 マミはこっちに駆け寄ると、その場で息を整えて安心した表情を見せた。

 でもまだ心配がぬぐいきれないのか、それからわたしの両手を握って詰め寄ってくる。


マミ「……よかった。もしかずみさんまでいなくなっちゃったらどうしようって思った」

マミ「誰かに襲われたわけでも、嫌になったわけでもないのよね?」

かずみ「う、うん。大丈夫」

かずみ「ちょっとだけ先に訓練しようって思ってたんだけど、熱が入ったら遅くなっちゃって……」

かずみ「学校に直接行こうかとも思ったけど場所知らないし、心配かけちゃったね。ごめん」

マミ「それならいいの。……じゃあ、さっそく訓練に行きましょうか」


 二人で並んで訓練場所へと歩き出そうとして、マミの姿を改めて見てみる。

 今日はまだ制服のまま。その服や靴がところどころ汚れたり擦り切れているのが目に入った。


かずみ「……マミ、ここに来るまでにどうかしたの?」

マミ「あぁ、これは転んだだけ」


 マミは軽く言う。

 でもやっぱりわたしは、昨日からどっか『嫌な違和感』を感じていた。




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