過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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106:名無しNIPPER[saga]
2018/12/05(水) 20:51:05.60 ID:KHC8AQuS0
 ちょっとツラ貸せやと言わんばかりに肩をぐっと掴まれて、
 絢瀬絵里専用とされるべき管理人室に連行された。
 私を連れてきたのはこの場でもっとも権力がある人物、つまりは綺羅ツバサ。
 なんでそんなに女の子の扱いが上手なのって尋ねたら、
 あなたもやろうと思えばできるでしょっていう意味のわからないことを言われた。
 私の人生経験で意のままに操れた女の子って高校卒業するまでの亜里沙くらいじゃない?
 下剋上くらって今では顎で使われてるけど、知り合いは大抵私を顎で使うけど。
 今まで荷物の溜まり場だった場所は、すっかり綺麗に掃除をされて、
 家事くらいしか取り柄のない私から見ても、それなりにピカピカのレベルを保っている。
 ただそれを口に出してしまうと、私の部屋が荷物置き場に逆戻りしてしまうので、
 口が裂けても言えない、まあ、口が裂けたら喋られないけどね? え? そういう問題じゃない?

「さて、作戦会議をします」
「そう、わかったわ、おやすみ」
「永眠してもいいんならさせてあげるけど?」
「絞首刑はやめて」

 ワシワシするみたいに手を動かして、鶏を絞める動作をする。
 なんで暗殺術に長けているのかは聞きたくはないけれど、どうせ何かのゲームの影響でしょう。
 人間が妄想することなら誰でも実行できるらしいからね? タケコプターでも作ってて欲しい。
 さて、この場にいる面々はずっと話題にのぼっているツバサだけでなく、
 おすまし顔で微笑ましそうに私達の交流を眺めている理亞ちゃん。
 家畜かっていうほどに人権がない私を眺めてニコニコと微笑んでいるのは、
 なんともやるせない気持ちに浸らせてしまうのだけれど。
 実は絢瀬絵里を心の底から嫌っていて、私が不遇な目に遭うとうっかり微笑んじゃうとか?
 うん、それは被害妄想だ、ぶっちゃけありえない。


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