過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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243:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 18:38:45.83 ID:FRabj/EK0
(亜里沙さんは……希さんにも言われたことがあります)
(ん?)
(元より、亜里沙さんは絵里お姉さんが隣にいないと、一人で立つことすらできません)
(まるで不出来な妹みたいだけれど、違うのよ? 
 あの子は私に構って――)
(違うのです絵里お姉さん。亜里沙さんが自分の意志に反してクールになり
 仕事ができるプロデューサーとして立っていられるのは絵里お姉さんがいるからです)
(雪姫ちゃんはそう見えるの?)
(こういう言い方は卑怯ですが、亜里沙さんが絵里お姉さんに依存していないと思っているのは
 μ'sの方々の中では絵里お姉さんくらいですよ?)

 思わずこめかみを抑えてしまった。
 冗談交じりで亜里沙は私がいないとねえみたいな話を花陽に語ったことがあるけれど、
 その時に彼女は哀れな人間を見るような目で何もコメントを発しなかった。
 てっきり何いってんだこの人みたいな反応であったとばかり。

(まったく、ことりにはちょっとお説教をしないとね)
(え? お、お説教ですか?)
(頼りになる存在だったらこんな扱いされないわよ、
 もっとこうゲームの英雄みたいに、誰からも尊敬される聖人君子――
 私みたいに誰かに助けられて、担いでくれる誰かがいて、
 いつの間にか前面に立ってる人間なんか頼りになるとは言わないの)
(あ、あの、絵里お姉さん?)
(まったく、いろいろやることがあるっていうのに、
 真姫を説得できるような歌詞も考えないと、ああ、忙しい忙しい)
(え、絵里お姉さん? あ、あれ? 入れ替われな――)

 せっかく外出したというのに買い物を放棄し、
 ぷりぷりと怒りを発しながら、なおも私に呼びかける雪姫ちゃんを申し訳ないけど無視して、
 エトワールへと戻っていく絢瀬絵里なのでした。 


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