過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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305:名無しNIPPER[saga]
2019/01/07(月) 16:15:04.86 ID:jJQfg4Sl0
 諦めてしまうのは何より簡単だ。
 投げ出してしまうのは楽な道だ。
 でも、少しでも可能性があるのならば私は悪魔にだって魂を売る。
 彼女が嘘を言っている可能性はもちろんある、
 でも、悪魔が嘘を付く時は自分にメリットがある時だけ、こういう存在とは長い付き合いだし。
 本来”冗談”とか”面白半分”で人間を惑わせることはない。
 自分自身の卑しい性根であるとか、卑屈な態度が悪魔の力の根源となり、 
 利用されるのだとしても、絵里ちゃんが助かるのだったら、未来への道が開かれるのなら、
 
「やる、やるったらやる! 私は! 私は可能性があるなら!」
「わかった――以前も説明した通り、綺羅ツバサ、高坂穂乃果はループしている記憶を保っている。この二人にまずアプローチを掛ける
 それからリリーっていうあの”非人間”と語り部の中にいる子にも告げてみる、ただこの二人は直接この世界とは関係がないと思うから無駄かも」
「他にできることは?」
「語り部にはできることをさせなさい、できるだけ多くの人間と交流させて、
 できれば”フラグ”を立てさせなさい、それが彼女とのつながりになり、
 次の世界での絆となる可能性がある。
 
 もし、記憶を失ってもなお語り部の近くにいる人間がいるとすれば、
 この世界が終わるきっかけにもなるかも知れない
 多く仲間を作って、みんなで困難に立ち向かわせなさい――μ'sのように」

 居ても立ってもいられなかった。
 仕事なんか放り出してすぐにでも行動に移したかった。
 でも、長い間デスクワークをしていた身体は絵里ちゃんみたいに動くことはなく、
 勢い余って前のめりになって倒れた。

「希、私は悪魔だからお代を頂いていくわよ」
「断れない状況を作ってお代をせしめるなんてひどいなあ……」
「東條希の本気を見せてちょうだい――傍観者でいようとするあなたへの戒めにもなるから」


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