過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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341:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/17(木) 04:22:10.69 ID:Alh601f10
 目をギュッと閉じながら恐る恐る手を伸ばすせつ菜ちゃんを見て、
 そんな彼女の手を待ち構えつつも、その空色の瞳をうるうると湿らせ、
 周囲の人間も「え、本当に?」「やばい、これまじやばい」みたいな感じで反応し、
 私の中にいる雪姫ちゃんも「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」って叫んでる。
 いつだって冷静で年上の私をむしろ窘める傾向が強い年下の二人が、
 動揺し、混乱している状況下に逆にクールさを取り戻してしまった私は、
 ――果たしてその行動がほんとうにクールであったのか、
 ネリー・ラスフォルトみたいに自称クールでしかなかったのかは怪しいけれど。

「せつ菜ちゃんこっち!」
「え?」

 私の耳に届いたのは彼女自身の「え?」だけではあったけど、
 エマちゃんも言っていただろうし、ツバサも真姫も言ってただろうし、
 エヴァちゃんも言っただろうし、雪姫ちゃんも我を取り戻して言ってる。
 せつ菜ちゃんの手を取り、自分の胸元に導いてみせた。
 回りくどく言っているけれど、
 要はせつ菜ちゃんに私のおっぱい揉ませたったということで。

「ごぁぁぁぁぁエリィィィィィッッッ!?」

 プロの声優(エロゲー出演多数)である真姫の全身全霊の叫びが、
 仕事でだってそんな鬼気迫った声を出さないのではないかという怒号が
 駅前に響き渡り周囲の視線が一斉に私たちに向いた。
 なお、慌てていないのは私一人。

「……どう?」
「どうとは」
「感想!」
「はいぃぃぃぃ!」


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