過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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592:名無しNIPPER[sage saga]
2019/03/23(土) 09:37:55.00 ID:gMrRKXQa0
「お姉ちゃん、試すような真似をしてごめんなさい」
「亜里沙が謝る必要はないわ
 なんていうか……巻き込まれ属性に磨きがかかったと思うわね」
「でもね、これだけは信じて欲しい
 どんなお姉ちゃんであろうと、私はお姉ちゃんの妹」
「ワタシは絵里の親友だぞ!」
「じゃあ、私は初恋の人の親友と言う扱いで」
「栗原朝日の彼女ということで私は認識することにします」

 朝日ちゃんが自分の役割を理解しオチまで用意してくれた。
 彼女だからお風呂も一緒に入りますよね?
 と言われ、え、そこはネタじゃないの? みたいな反応を示してしまったけれど。
 どうせならウチに来て両親に挨拶してポイントあげておくと良いですよ、
 と言われ、ヒナにもお世話になっているものだから
 お礼共々絢瀬姉妹は栗原家に何日間か滞在した。
 なお、栗原家でも家事スペックを発揮してしまったがために、
 ぜひヒナか朝日の嫁に! とご両親から高評価を頂いたけど丁重にお断りをした。

 後日亜里沙を拐かしていくと両親に宣言し、
 いつでも左脇は開けておくよと気持ち悪く言われてしまったけれど、
 許可は取れたと思うことにしておく。
 なお、私や亜里沙の内浦までの移動費は朝日ちゃんに負担をしてもらい、
 嫁にする件を断ったにもかかわらず逆に弱みを握られ、
 いつか彼女の嫁としてこき使われることを想像して絢瀬絵里は震えた――

「あ、絵里ちゃん」
「あれ? 志満さん仕事ですか? 沼津駅まで来て」
「うん、一刻も早く連れてこいやってツバサさんに脅されちゃって」

 以前も観たことがある軽トラの”荷台部分”に私は”載せ”られ、
 ああ、懐かしいわ、この人権のない扱い懐かしいわ――と言う感想を抱き。
 猛スピードでかっ飛ばすトラックにてひたすらしがみつく感じで荷物になった私は、
 十千万旅館に戻った際にも疲労で周囲の状況を気にせずに
 建物の中を歩いていた。

「絵里」

 そんなふうに呼びかけられ、
 ごめんツバサちょっと眠いから寝ると言おうとして振り返ると、

「……海未?」
「私を認識して頂いて助かります、
 あと、軽くスルーした希や真姫やニコには後で謝ってください」


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