過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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601:名無しNIPPER[sage saga]
2019/03/24(日) 06:40:42.12 ID:jSsbhjMH0
「絵里ちゃん」
「……そんなふうに潤んだ目を向けられると困るわ」
「私は好きの気持ちは隠さないよ、誰かを見て私の気持ちを隠すのはやめたの」
「素直になってほしいわ、できれば私の欠点を評って!」
「ちょっと乗り遅れた感あるけど、絵里ちゃんのハーレム一番手になってみせるから」
「誰も得しないわ! だいじょうぶ! かつてのPrintempsのように!」

 いくら私がネガティブな自己アピールを繰り返しても、 
 とても残念なことに穂乃果は頷いてくれなかった。
 私を好きな面々は私のわがままを許してくれない。
 それが絢瀬絵里への対応であり、おまえへの評価なんだよ――
 そう言われれば頷くしかないけれど、
 それは好意なのかと疑問に思うと闇に落ちそう。
 
 そして何よりこの現場を目撃してしまったお米ガールさんに(穂乃果を呼びに来た)
 
「私も告白したくて」
「良いのよ花陽、あなたは不器用なままでいて、
 むしろ不器用のままでいたほうが私と仲良くなれる」
「いろいろ謝りたいこともあるの、今度穂乃果ちゃんみたいに素直な気持ちを言うね」
「そんな潤んだ目をしても誰も得しないわ、
 絵里にキスする5秒前みたいな目は誰も得しないから!」
「その時には二人で寝るお布団用意しておくから」
「あなたの部屋は二年生組と凛がいるでしょう!?」
「だいじょうぶ! 絵里ちゃんならできる! ファイトだよ!」
「穂乃果みたいに励まさないでぇ!?」

 これがハーレム系主人公への過度な好意と称賛――
 嬉しいのかと言われると3%くらいしか嬉しくない。
 相手がみんな同姓じゃねえか! と言われれば私が選んだんじゃない! 
 と反論したい。
 これが一過性のブームであり、
 もしくは夢オチであり、
 起床したらツバサや亜里沙から罵られるっていう展開を予測したけど、
 一人にしとかないと誰かが妊娠するぞ! というどなたかのデマを信じた旅館の方に、
 私は独房みたいな個室で寝ていたから起床した時には一人だった。
 ただこの人権のない扱いは私を満足させ微妙に気分は良くなった。


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