過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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700:名無しNIPPER[saga]
2019/05/28(火) 19:21:28.77 ID:H1efONUb0
「馴れ馴れしくないよ友達なら誰しもこれぐらいのことはやってるもんさ」
「友達って」

 そして雪菜ちゃんは愛ちゃんに引きずられるように退場していく、
 これから修学旅行でもベタベタするつもりなんだろうか、
 そしてこの季節に普通修学旅行など行われているのだろうか、
 なんとなく物語の整合性が気になる絢瀬絵里なのでした。



 そんな仲睦まじいと言わんばかりの二人が退場後、
 彼女たちの会話に参入できなかったと思われる、
 綺羅ツバサが私の背後に忍び寄った。
 その隠密行動をするみたいな応対は反応に困るのでやめてもらいたい。
 
「自身を慕ってくれる後輩を見つけてデレデレしているわよ絵里」
「たまにはどうやって持ち上げられないと、下に落ちた時に底辺である自覚を持てないじゃない」
「そこまで卑下する必要は何もないと思うけれど、どうだった」
「記憶が戻る可能性は今のところをほぼないと言ってもいいところだった」
「そのようねスクールアイドルという単語を聞いても無反応、
 まさかあの子があそこまでお嬢様になっていたなんて思いもしなかったわ」
「そういうお嬢様に気軽に会いに行けるあなたも十二分にお嬢様なのではないの?」
「私がお嬢様だったら、あなたもお嬢様に見えるわよ山賊」
「何よ蛮族」

 このまま罵り合いが始まるかと思いきや、意外にも殊勝な態度を見せるツバサ。
 眉をハの字にしていかにも困ったと言いたげな表情に、
 ついつい昨日のことを思い出してここで押し倒しの一つでもしてやろうか、
 いやそんなことをしたらいろんな人に殺されてしまうけどね、何ていう自己ツッコミをしつつ。

「でも、ああいう子は帰ってみせるのがアイドルのいいところじゃない?」
「私がステージに立っても無反応だったのよ?
 あなた程度の人間が一体何ができるって言うの?」
「私一人だったら無理かもしれない、でも私とあなただったらどうかしら?」
「ちなみにあの子達は今日岐阜城に向かうそうよ」
「さすがに岐阜城ではスクールアイドルのイベントは難しいわね」
「私が織田信長だったらあなたは……ヤスケ」
「いや確かに奴隷的な扱いはみんなから抜けているような気がしなくもないけど」
「さすがに冗談よ絵里、そこは反発してふざけるなというところよ
 真面目に自分の立場がヤスケに近かったと考えるのは予想外の反応だからね?」
「ごめん、ネタにマジレスかっこ悪かった」


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