過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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71:名無しNIPPER[saga]
2018/11/29(木) 03:09:40.99 ID:Rq40jsKV0
 何をしにここに? と問われたので、アイドル活動をするために協力は仰げないかと
 はっきりということにしました。
 要は私達を宣伝して欲しいというお願いに伺ったわけですが彼女はニッコリと微笑みながら、
 なぜかと理由を問われました。
 その時点で薄ら寒い気配を私は感じたんですが、気が緩んでいたルビィや千歌が、
 誰一人自分たちに協力してくれないと愚痴のように言ってしまい、迂闊にもダイヤを褒めてしまいました。
 他の面々に断られたとしても、ダイヤならばやってくれるんじゃないかという魂胆を白状したのも同じ、
 私は肝を冷やしましたが、それでも「事情は理解しました」とこちらを安心させるように微笑んでみせました。
 
「ルビィ、何故ハニワプロを離れて活動をするんですか?」

 何気ない調子でルビィは問われて、
 彼女もそう聞かれたらこう答えようと思ってたかのようにすらすらと、
 理亞ちゃんが頑張っているから、私も頑張りたいと思って! と説明。
 千歌と一緒に活動する時にルビィが協力すると言ってメンバーに加わった時にも
 そのように言っていたので、私もそうなんだろうとは思っていたんですが。

「嘘をつくのはやめなさい」

 最初は何を言ったのかと思ったんです。
 ダイヤは先ほどまでの和やかだった声色を捨てて、冷淡な反応をして、
 これはなにかおかしい、明らかに何かを把握されていると気がつきました。
 
「私がアイドルとして理亞ちゃんよりも実力はないのはわかってるし、
 いつまでも一緒にいるために」
「言い訳は控えなさい、それでも黒澤家の人間ですか」

 この時点でルビィを止めるか、私自身が矢面に立てば、
 今後黒澤家の敷地に足を踏み入れることは許さないと宣言されずに済み……
 いや、おそらくダイヤは最初からルビィを切り捨てるつもりだったんでしょう。
 それでもなお顔を合わせてくれたのは最後のチャンスだったんです。
 私という人間はいつも気がつくのが遅い。


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