過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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名無しNIPPER
[saga]
2019/06/01(土) 17:41:09.46 ID:bnFGxEFW0
「この私の素晴らしい盆踊りを見て
絵里の意欲が踊る前になくなってしまうことを願います」
「そう、その踊りを盆踊りと評するのね?
見てなさい! 本当の盆踊りというものを教えてあげるわ!」
「台詞はかっこいいですが、提供されるのは盆踊りだと知っている私は
あえて苦笑いを持って絵里を応援したいと思います」
過去には夏の祭りに参加し、
皆の先頭に立って踊った経験もある――気がする。
どのみち踊りは得意であるバレエを習っていた過去もあるし、
才能は発揮できなかったけれども、
今なお身体能力の維持にこれほど役に立つものは存在しない。
本物の盆踊りを彼女に見せあげ、口をぽかんと開けたまま
私は間違っていましたと言ってくれることを願っている。
その思考回路こそが間違っているかと言われれば、
私は涙を飲みながらはいと言わざるを得ない。
「やぐらの上から、民たちを見下ろすであるような
そんな優雅なスマイルを絵里がしているーー!」
盆踊りの知識は彼女には存在したようである。
基本的にお勉強家のエヴァリーナちゃんが
盆踊りも知らないという可能性は低かったとはいえ、
本当は何も知らないで私に花を持たせたかったという考慮も
存在したかと思ったんだけども。
心優しく親友を思う気持ちは人一倍。
情に厚い彼女が私なんぞを見捨てずに今まで付き合ってくれた感謝を込めて、
全身全霊気合のこもった盆踊りで、彼女の涙を誘うと思う。
「どうエヴァリーナちゃん! 私の全力の盆踊りは!」
「そこまで気合を入れられてしまうとボケた意味がなくなってしまいます」
「あ、やっぱボケてたのね?」
私の全身全霊の気合い空回り。
――いつものこといつものこと。
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