過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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728:名無しNIPPER[saga]
2019/06/05(水) 01:35:43.18 ID:2dXLccVO0
 そして今さらながらに月島農場に向かっているのはなぜであろうか?
 よっちゃんが聖良ちゃんに謝りに行きたいのを知ったダイヤちゃんが、
 顔を繋いでくれたがために今回の大元のイベントが企画されたのは確かだけども。

 パンフレットに書かれたミルクちゃん歓迎会。
 シリアスな雰囲気のまま聖良ちゃんはミルクちゃんになるのかと思うと居た堪れない。
 それとも何か意図があってミルクちゃんになるのか。
 私は疑問でならない、だってミルクちゃんはやばい。
 ――ミルクちゃんはひとまず置いておいて。

「お父様が健在というのがよもや伏線とは……」
「絵里は知っていたのですか? ニコの口癖が
 お父様の遺言のような、メッセージ由来のものだと」
「とりあえず知っていたのは希だけだったみたいね?
 あの子もニコから聞いて知っていたというより、
 情報として把握していたと私は見るわ。
 ああいう感じの希を見たのは久しぶり」
「おちゃらけていられませんでしたね、
 必死におちゃらけようとしたんですけど」
「本当におちゃらけるつもりで私に対魔忍の快楽堕ちの台詞を言わせるつもりだった?」
「今でも言って欲しいくらいですけど、
 さすがにこの現場では空気を読んで言わないことにします」

 園田海未が沈痛な表情を浮かべながら、
 真姫みたいに髪の毛を指でいじる。
 行儀が悪いですね申し訳ありません――
 髪の毛をいじっていたことに気がついたと言わんばかりに。

 私も今どんな表情をしているのかわからない、
 なんでという感情が私の中に対する渦巻いている。
 一番辛そうにしていたのはよっちゃんだった気がする。
 記憶の戻っている面々の中で辛そうにしていないのは誰一人いなかった気がする。
 気がするというのは私の中でダメージが大きすぎて、
 そうであったくらいの認識しか覚えていないからである。


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