過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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732:名無しNIPPER[saga]
2019/06/05(水) 01:38:07.35 ID:2dXLccVO0
 私は大きく息を吐きつつ、心の中に整理をつける。
 どのように言っても感情の揺らぎを感じる。
 それほどに大きな決断を迫られた気もする。

 おそらく私の決断は、みんなが受け入れてくれることだと思う。
 少なくともμ'sとA-RISEは――

 Aqoursはどうだろう? ダイヤちゃんには泣かれてしまう可能性があるけど――

「私たちはなかったことになった方がいい」
「そのようですね」
「期限は来年の3月、いや浦の星の廃校祭?」
「それが良いでしょう、新しい学校には私たちは顔を出せないので」
「理亞にもそろそろルビィちゃんと仲直りしてもらわないと
 思い残すことが多すぎて何から手を出していいか」
「千歌はどうしますか?」
「過去の記憶を取り戻してもらいたい、そして受け入れて欲しい。
 ……そしてAqoursとして、あの曲を歌ってもらいたい」
「そうですね、勝手な話かもしれませんが
 創作物ぐらいでは私たちがいた痕跡を残してもいいかもしれません。
 ――別れは辛いですが」

  窓を覆うように黒い幕がかかっているから外の景色までは分からない。
 でも先ほどから曲がりくねった道の連続みたいなので、
 山を登っているんだな程度のことはわかる。
 車の酔いが激しい人なんかは大変よね……などと現実逃避をしつつ。
 あの曲の歌詞を千歌ちゃんに完成させてもらう心づもりでいた。
 海未にも協力は頼むつもり、
 やってくれるとは思うけど礼節は尽くさないと。

「ところで絵里。
 私の聞かされているミルクちゃんなる存在のステージイベントですが、
 本当に彼女が水着で踊るのですか?
 共同生活をしましたが、過度に露出することすら稀でしたよ?」
「とても残念なことに水着で踊るわ……
 すごいわよ? もう本当にすごいのよ?」
「本当にすごいですか、現実逃避をするために、
 よく目に焼き付けておくことにしましょう」
「本当に現実逃避のため? すごく楽しみみたいな顔をしているけど」
「あんな淫猥なセリフを読み続けていた絵里の発言とは思えません
 今は私一人しか聞いていないのでもう一度読んでもらって良いですか?」
「わかったわかった、ミルクちゃんのイベントの時に耳元で囁いてあげるから」



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