過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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749:名無しNIPPER
2019/06/23(日) 08:20:57.30 ID:9i1ZlSlF0
 置かれた食材をだいたい使い切ってしまい、多くの人間が集う月島農場とはいえ、
何日か分の食材を先回りしておいていただけなのではと不安になり、
 ノリノリで様々な食材を使いああしろこうしろと私に指示をし続けていたツバサに
 アイコンタクトでやりすぎではなかったかと問いかけてみると、
 彼女は私の意図に気づきながらも、天井を見上げた。いざとなれば天高く昇天し逃げ出せということであろうか。

 料理に対して辛口な面々というのは存在しないのだけれども、
 普段から良い食材を食べている小原鞠莉ちゃんにあるとか、
 松浦果南ちゃんあたりにもご好評いただくことができたので、
 料理の出来に関してはかなり満足している。

 食べているみんなにも喜んでいただいて恐縮ではあるんだけれども、
 園田道場のお嬢様がこの料理を毎日食べたいと至福の表情で宣言し、
 それを聞いた西木野総合病院のお嬢様が、私
 が囲うつもりだからトラナイデ(懐かしい響き)と言った。

 しかしながら二人に対してとある語尾に「ニャ」をつけがちな女の子が、
 そんなに料理を食べたいなら私が作るよみたいなことを言い出し、
 夕食の空気は一気にお通夜の方面に向かうことになった。

 彼女には感謝しておかなければならないのだけれども、
 あなたの料理は私以外は食べることができないのよとはっきり言うこともできず、
 わかったわかったこれからあなたの料理を毎日食べるわと言ってみたら、
 すごく喜んでくれたけれども、
 隣にいたお米大好きガールさんが「また絵里ちゃんがフラグを建ててる」と言ってのけ、
 それに対抗した色んな女の子がお菓子を作るだの料理を作るだの言い出し、
 最終的にはとある妹さんが、では私の作ったお菓子を食べてくださいとにこやかに宣言し、
 やはり食卓の空気はお通夜の方面に向かった。

「ミルクちゃんのパートナー?」
「はい」

 食卓が平穏な空気のまま終了し、さてのんびりお風呂にでも入ろう、
 みたいな気分でぼーっとしていると、
 鹿角聖良ちゃんが私に向かって声をかけてきてくれた。
 ただミルクちゃんのパートナーを探したいという話ではあったんだけれども、
 私はミルクちゃんではありませんよみたいな顔をしながら尋ねてくるので、
 いやミルクちゃん=鹿角聖良ではないのとツッコミたいではあるんだけれども。


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