過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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774:名無しNIPPER
2019/07/03(水) 04:09:23.45 ID:bdi1w2Xj0
 帰り道は一体どのようにして帰るのかなと思っていたら、修学旅行でも使われそうな大きいバスが農場の入り口で停車していた。
 あまりに大きかったので、すごく……大きいですって言ってみたら、それはそこで使う表現なのかとツッコミを入れてくれた。

「あまりにもどうしようもないパフォーマンスをするようなら、内浦に連れて帰ろうかと思った」
「ありがとうございます」
「もう、私の手は必要ないみたいね」
「そう、ですね……」

 今生の別れみたいな、そんな会話をしている。
 私と距離をとるということは、私たちはこの世界からの撤退を考えている以上、実際にありうる話。
 そして、私たちが撤退した以降。
 二人再会したとしても、記憶をお互いが持っているかどうかわからない。

 また出会う時に、初めましてという可能性は高い。

「すごかった、いい踊りをしていた。輝いてた」
「遅すぎますかね?」
「別に? 今もなお、行き遅れているような私みたいな人がいるからいいのよ」

 人生において遅いか早いかなどおおよそ重要ではない。
 プロになって輝きを放つ勝負師みたいな職業では話は別かもしれないが、私たちはアイドルである。

 どんな年齢でも輝けるようになると謳っている以上、私たちは遅いか早いかなどそんなことは重要視したりはしない。

 なお、彼女のパートナーである聖良ちゃんは、渋る理亞を見送りくらいはして来なさいと姉らしく忠告してくれたらしい。
 ミルクちゃんの衣装であったというのが玉に瑕だけども、そこんトコロを突っ込んでしまってもしょうがない。

 理亞はちゃんと普段通りの衣装に着替えているんですよ?


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