過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙 2スレめ!
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775:名無しNIPPER
2019/07/03(水) 04:10:24.90 ID:bdi1w2Xj0
「絵里は、これからどうするんですか?」
「気の向くままに生きることにする」
「またニートに戻るつもりですか、せっかく亜里沙さんが外の世界に連れ出してくれたのに」
「妹の手に引かれてっていうのが、姉として思うところがあるのよね、まるでリードを付けられて散歩する犬みたいじゃない?」
「あなたらしいです、どこに行くかわからない危うさがすごく心配ですが」

 ちなみに、大きなバスを用意してくれたのは誰かと言うと、ダイヤちゃんではなく鞠莉ちゃんである。
 虹ヶ咲学園の面々が修学旅行の最中すごく楽しそうな表情をしていたので、羨ましくなってしまったらしい。

 知り合いのマジックミラー号を作ってるところに提供お願いしたと言ったけれども、
 あなたはそういうネタを振るような人ではないでしょと言っておいた。

 赤毛のお嬢様がはっきりバコバスなのって言ったけど、殊勝な絢瀬絵里はあえてツッコミを入れないことにする。

「見送るというのは辛いですね、仲間を見送るというのも受け入れるのは、すごく」
「私は見送られてばかりだから、その辺りの気持ちはよくわからないけれども」

 別れが惜しいと思うのは、すごく楽しい時間を過ごしてきたからで。
 良い出会いをしたから、別れが惜しくなってしまう。

 だからこそ私たちは、別れが惜しい人生を歩んでいかなければならない。

 寂しいねと言いつつ、また会えるように言いつつ。
 別れや終わることを考えて、出会うことを忘れてしまったら、私はミイラかなんかになってしまいそう。

「またね」
「はい」

  

 



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